第1部:食事・栄養に関する算定項目とその点数

(通知とは:「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」令和2年3月5日、保医発0305第1号)
(施設基準とは:「基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取り扱いについて」令和2年3月5日、保医発0305第2号)

※横にスクロールできます。

第1章 基本診療料 第2部 入院料等 第2節 入院基本料等加算

区分算定項目所定点数加算点
A246入退院支援加算(退院時1回)
1 入退院支援加算1

イ 一般病棟入院基本料等の場合
ロ 療養病棟入院基本料等の場合

600点
1,200点
2 入退院支援加算2

イ 一般病棟入院基本料等の場合
ロ 療養病棟入院基本料等の場合

190点
635点
3 入退院支援加算31,200点
<注の一部抜粋>
注7 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関に入院している患者であって別に厚生労働大臣が定めるものに対して、入院前に支援を行った場合に、その支援の内容に応じて、次に掲げる点数をそれぞれ更に所定点数に加算する。

入院時支援加算1 230点
入院時支援加算2 200点

230点
200点
<通知の一部抜粋>
(19) 「注7」に規定する入院時支援加算は、入院を予定している患者が入院生活や入院後にどのような治療過程を経るのかをイメージでき、安心して入院医療が受け入れられるよう、入院前の外来において、入院中に行われる治療の説明、入院生活に関するオリエンテーション、入院前の服薬状況の確認、褥瘡・栄養スクリーニング等を実施し、支援することを評価するものである。
(20) 「注7」に規定する入院時支援加算を算定するに当たっては、入院の決まった患者に対し、入院中の治療や入院生活に係る計画に備え、入院前に以下の【ア】から【ク】まで(【イ】については、患者が要介護又は要支援状態の場合のみ)を実施し、その内容を踏まえ、入院中の看護や栄養管理等に係る療養支援の計画を立て、患者及び入院予定先の病棟職員と共有した場合に算定する。入院前に【ア】から【ク】(【イ】については、患者が要介護又は要支援状態の場合のみ)までを全て実施して療養支援の計画書(以下「療養支援計画書」という。)を作成した場合は入院時支援加算1を、患者の病態等により【ア】から【ク】までの全ては実施できず、【ア】、【イ】及び【ク】(【イ】については、患者が要介護又は要支援状態の場合のみ)を含む一部の項目を実施して療養支援計画書を作成した場合は、入院時支援加算2を算定する。
  • 【ア】身体的・社会的・精神的背景を含めた患者情報の把握
  • 【イ】入院前に利用していた介護サービス又は福祉サービスの把握
  • 【ウ】褥瘡に関する危険因子の評価
  • 【エ】栄養状態の評価
  • 【オ】服薬中の薬剤の確認
  • 【カ】退院困難な要因の有無の評価
  • 【キ】入院中に行われる治療・検査の説明
  • 【ク】入院生活の説明

<疑義解釈資料の送付について(その1):事務連絡令和2年3月31日より一部抜粋>
【入退院支援加算(入院時支援加算)】
問 32 区分番号「A246」の注7の入院時支援加算について、「患者の入院前」とは、入院当日を含むか。
(答)入院時支援加算を算定するに当たっては、療養支援計画書の作成及び入院 予定先の病棟職員への共有は入院前に、当該計画書の患者又はその家族等へ の説明及び交付は入院前又は入院当日に行うこととしており、この場合の入院前には入院当日は含まれない